飼育数に対して広い鶏舎と豊かな自然環境を確保することで、ニワトリたちのストレスを軽減しています。
ニワトリ同士での喧嘩も発生せず怪我をすることがないため
初生雛~成鳥のすべての期間において抗生物質等の投薬は行う必要がありません。
彼らは鶏舎の外でも中でもいつでも遊んでます。
走り回ったり、飛んだりサスケのようなニワトリもいます。
沢山小屋を用意しているのに、何故か特定の小屋に集中し密状態で就寝します。
(撮影時期は4月、寒くもないのに・・)
当農園のニワトリたちは、昼間は放し飼いで夜は鶏舎の中での平飼いとなります。
午前中が卵を産む時間帯になるため、午前11時になってから鶏舎の扉を開放しています。
その後夕暮れになるとニワトリたちは100%鶏舎に帰ってきてくれます。
園内の畑は完全無農薬、そこで育った野菜とその辺の虫たち
ニワトリたちはそれらを気の向くままついばみ、遊び、歩き回っています。
自家栽培の無農薬野菜を与えることや、快適な鶏舎の環境を維持するには
多くても50羽程度の飼育数が限度と想定しており、タマゴの生産数はごく限られています。
(2021/12/5現在は45羽)
何故か隊列を組んで移動します。
面白いですよね
地面を掘り返してはごちそうを見つけ、モリモリ食べます。
彼らが勝手に穴を掘ってくぼみ作り、砂浴び会場となりました。たまに順番待ちが出来ています。
ニワトリは葉物野菜が大好き
※無農薬なので当然青虫達も豊富にいるため、ニワトリも大興奮
本農園管理人の自己紹介と、立ち上げるに至ったきっかけをご説明いたします。
少し長くなってしまうのですが、もしご興味あればご参照ください。
渋い顔をしていますが
温厚な性格のオスです
群れでの序列は2番目くらいです。
はじめまして、「のびのびタマゴ」生産者の秋葉です。
私たちはここ千葉県の長生村 で先祖代々から稲作・畑作を行い自然と寄り添い
共存した生活を送ってまいりました。
後述のきっかけをもとに、3年前に自家消費用の為10羽ほどニワトリを飼い始め
鶏の品種による卵の大きさや色だけではなく、エサの調合による黄身の色の違いや
味・香りの変化など、”ニワトリを育て、おいしい卵を生産する”という事の奥深さを知り
現在も日々勉強を行う毎日です。
※ここから先は少々ショッキングな内容が含まれます、感受性が高い方はご遠慮ください。
それは、下記のニュースを見たことがきっかけでした。
~現代ビジネス 日本人だけが知らない「食用卵」のアブない実態~
(岡田 千尋 NPO法人アニマルライツセンター代表理事)
記事参考URL:https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54355
そこには、私たちが普段何気なくスーパーで買っている卵、10個百いくら円で購入し
毎日のように消費している卵が、虐待とも呼べる環境で育てられたニワトリが産んでいるという事実が
書かれていました。
このニュースでは下記のようなショッキングな内容も書かれていました。
・卵を産む鶏は一生狭いケージの中
・狭すぎて何回も骨折
・ストレスと擦れでほとんどの鶏が脱毛症状
・砂浴びができないため殺虫剤を噴霧(月一)
出典:アニマルライツセンター HP
最初はこの記事自体の信頼性を疑いましたが、養鶏場運営に携わる友人からお話を聞いたり
別の記者の記事を参照し、調べれば調べるほど確証が高まる一方でした。
・雛の間は抗生物質、合成抗菌剤 を使用 ※一応大人になったら投与してないという建前だが・・・?
・上層のケージの鶏の糞を浴びて糞まみれ
・ほぼ全てのエサが海外から輸入した飼料
等々、自分や子供たちがこれからずっと、生きている限り継続して食べていくタマゴが
このような状況になっているとという状況を突き付けられました。
※コストダウン第一のシステム上仕方ないという部分はわかりますが・・・
この事実を知ったとき、正直申し上げますと、 ニワトリも気の毒なのでしたが
これらの環境で生産した卵を毎日のように食べている家族と自分を一番心配しました。
家族が毎日食べる分くらいは健康に育った卵を育ててみよう!という思いで
小規模ながら高品質を目指し、自家生産を開始したのでした。
EU諸国ではすでにバタリーケージでの飼育は禁止され、欧米でも平飼いのタマゴを選択購入する層が増えています。
そんな中、日本ではバタリーゲージでの飼育がいまだに主流で、90パーセント以上の養鶏場で運用されています。
これがスーパーのお安い卵として流通している状況です。
※バタリーケージ:金網の中に鶏を入れ、それを何段にも連ねて飼育する方法。
とても狭く、この飼育環境化にいるニワトリはほぼすべて、脱毛症状を患っています。
ただ、これをいきなり日本国内で禁止した場合、各家庭への安価なタマゴの供給ができなくなってしまうという現実もありますが・・倫理を無視したコストダウンはやめるべきだと私は考えています。
国内も、いずれ少しずつ良い方向に変わっていくと願っています。
私たちの農園の活動が、国内での平飼い・放し飼い飼育市場を更に活性化し、虐待とも呼べる環境で卵を産む鶏の数を減らす一助となれば幸いです。
【放し飼い有精卵】のびのびタマゴ長生農園
住所:千葉県長生郡長生村本郷3314
管理者:秋葉
e-mail : nobitama.chosei@gmail.com
携帯:080-5527-5306
※出られないことがあるかと思いますが
後ほど折り返し致します。
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youtubeで農園の様子を紹介しています。